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願いの優先順位を決める「今月の一文字」ワーク

願いの優先順位を決める「今月の一文字」ワーク

新しい月が始まるたびに、目標を立てようとして、結局、何も決められないまま、月の半分が過ぎてしまう。そんな経験はないでしょうか。

「今月は、仕事も頑張りたい。健康にも気をつけたい。人間関係も整えたい。お金のことも見直したい」。やりたいことを並べていくと、リストはどんどん長くなっていく。けれど、項目が増えるほど、どこから手をつければいいのかわからなくなり、結局、何も始められないまま、また次の月を迎えてしまう。

これは、あなたの計画性が足りないからではありません。願いや目標が多すぎるとき、人の意識は、どこにも定まらず、ぼんやりと散らばってしまうものなのです。そんなときに役立つのが、たくさんの文章ではなく、たった一文字で、今月の意識を整えるという方法です。

願いが多い時は、文章より一文字で整える

願いごとや目標を、細かく文章にして書き出すことは、もちろん意味のある作業です。ただ、項目が多くなりすぎると、その文章自体が、覚えきれないほど長くなってしまい、日々の生活の中で、ふと思い出すことが難しくなります。

ここで提案したいのが、今月、自分が大切にしたい感覚を、たった一文字に圧縮してしまう方法です。

文章であれば、何十秒もかけて読み返さなければならないところを、一文字であれば、ほんの一瞬で思い出すことができます。忙しい日常の中でも、頭の片隅に置いておきやすく、ふと迷ったときに、すぐに立ち返ることができる。これが、一文字で整えるという方法の、いちばんの利点です。

安心・豊・愛・静・動・整などから選んでみる

一文字を選ぶときは、難しく考えすぎなくて大丈夫です。たとえば、こんな文字が候補になります。

「安」は、安心を大切にしたい月に。 「豊」は、豊かさへの意識を育てたい月に。 「愛」は、人との関係や、自分への愛情を大切にしたい月に。 「静」は、心を落ち着けて、内側を整えたい月に。 「動」は、思い切って一歩を踏み出したい月に。 「整」は、暮らしや習慣を見直したい月に。

これらはあくまで一例です。リストにない文字でも、自分の中で、今の感覚にぴったりくる一文字があれば、それを選んでかまいません。正しい答えがあるわけではなく、「今の自分が、いちばん大切にしたい感覚」を表す文字を、自由に選んでいいのです。

一文字が、今月の意識の軸になる

一文字を決めると、その文字が、今月のあらゆる選択の、ちょっとした基準になっていきます。

たとえば、今月の一文字を「静」に決めたとします。そうすると、新しい予定を入れようとしたときに、「これは、今月の『静』に合っているだろうか」と、自然に問いかけるようになります。予定がぎゅうぎゅうに詰まっていることに気づいたら、「今月は『静』を大切にしたいのだから、少し減らしてみよう」と、判断の材料にすることができます。

文章で書いた長い目標リストでは、こんなふうに、瞬時に判断の軸として使うことは難しいものです。けれど、一文字であれば、頭の中にいつも置いておくことができ、日々の小さな選択の場面で、何度でも思い出すことができます。

行動に迷った時の戻り場所を作る

一文字のもう一つの役割は、「迷ったときに、戻る場所」を作ることです。

何かに迷ったとき、選択肢が多すぎると、判断に時間がかかり、心も疲れてしまいます。そんなときに、「今月の自分は、何を大切にしたかったんだろう」と思い出せる、一つの軸があるだけで、判断はずっとシンプルになります。

今月の一文字を「豊」に決めていたなら、迷ったときに、「これは、豊かさに向かう選択だろうか」と、立ち返ることができます。今月の一文字を「整」に決めていたなら、「これは、暮らしを整える方向に進む選択だろうか」と確認することができます。

完璧に毎回その軸に沿った選択ができなくても、問題ありません。迷ったときに、戻れる場所が一つあるだけで、心はずっと安定しやすくなります。

今月の一文字を書くミニワーク

最後に、今日からすぐに始められる、ワークをご紹介します。

まず、静かな時間を少しだけとって、こう問いかけてみてください。「今、自分の中にある願いや状況を見渡したとき、いちばん大切にしたい感覚は、どんなものだろうか」。

思いついた言葉を、いくつか書き出してみます。そのうえで、それらの言葉の中から、いちばん近い意味を持つ、たった一文字を選びます。先ほど紹介した文字の中から選んでも、自分なりに別の文字を考えてもかまいません。

選んだ一文字を、ノートの最初のページや、よく見る場所に、大きく書いておきます。手帳のカバーの裏や、スマートフォンのメモの一番上などでも構いません。

そして、月の途中で、何かに迷ったときには、その一文字を見返して、「これは、今月の自分が大切にしたい方向に合っているだろうか」と、そっと確認してみてください。長い計画書を読み返す必要はなく、たった一文字が、あなたを、今月の意識の軸へと、すぐに連れ戻してくれます。

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